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十二神将の仏像を売るにはどうしたらいい?高値買取のポイントと注意点

公開日:2022/06/15   最終更新日:2022/06/28


十二夜叉大将や十二神明王とも呼ばれる十二神将は、仏さまを守る守護神として、人々から信仰を集めています。この記事では、そんな十二神将についてご紹介し、仏像を高く買取ってもらうためのポイントをわかりやすくお伝えしますよ。ぜひチェックしてみてください。

そもそも十二神将とは

十二神将とは天部のひとつで、十二夜叉大将や十二神明王とも呼ばれます。天部とは、仏教世界の天上界に住む仏様を守る守護神のこと。十二神将は、薬師如来という仏様を守護する神様です。薬師如来は、衆生を救うために光明普照や随意成弁などの「12の誓願」を立てました。十二神将はこの誓願を叶えるために現れる分身であり、12の方角から薬師如来を守っているといわれています。よく知られるものに、香川県で信仰を集める金毘羅様が挙げられます。

十二神将はもともと仏様の敵だった

十二神将は、仏教の世界では神様としてあがめられていますが、実はもともとはインド神話に出てくる鬼、羅刹でした。破滅と滅亡を司る神様で、インドの諸民族に畏れられていた存在だったのです。しかし、仏陀が「羅刹は仏様に調伏され、仏教に帰依するようになった」と説き、次第に十二神将として信仰を集めるようになりました。

12の神様

十二神将には、毘羯羅(びから)大将、招杜羅(しょうとら)大将、真達羅(しんだら)大将、摩虎羅(まこら)大将、波夷羅(はいら)大将、因達羅(いんだら)大将、珊底羅(さんていら)大将、頞儞羅(あにら)大将、安底羅(あんていら)大将、迷企羅(めきら)大将、伐折羅(ばさら)大将、宮毘羅(くびら)大将が属しています。それぞれに7,000人の部下(眷属)をもち、計8万4,000もの軍隊で薬師如来を守護しているのです。また、諸説ありますが、それぞれが十二支の動物に対応しているといわれることもあります。

十二神将それぞれの特徴

十二神将は、どの像も顔が険しく、髪の毛が逆立っているなど、威圧感のあるのが特徴です。中国の武将のような恰好をしています。武器を持っているものが多いですが、像によって持っているものが異なるため、武器でどの神様であるかを確かめることは難しいでしょう。また、対応している十二支が像に見られることもあります。ただし、どの十二支が割り振られているかは諸説あるため、どの十二神将であるかを判断するには専門的な知識が必要でしょう。それでは、それぞれ詳しく紹介します。

毘羯羅(びから)大将

毘羯羅大将は十二支の子を割り振られた女神です。毘羯羅像の多くは手に三鈷杵(さんこしょ)と呼ばれる武器をもっていることが多いです。

招杜羅(しょうとら)大将

招杜羅大将は十二支の丑が割り振られています。弓をもっていたり、剣をもっていたりします。

真達羅(しんだら)大将

真達羅大将は虎神です。宝珠や宝棒をもっていたり、手で印を結んでいたりしているのが特徴です。緊那羅とも呼ばれます。

摩虎羅(まこら)大将

摩虎羅大将は十二支の卯が割り振られています。新薬師寺の十二神将像のように斧をもっているものも見られます。

波夷羅(はいら)大将

波夷羅大将は辰神として知られます。頭に辰をのせていたり、手に剣を持っていたりするのが特徴です。

因達羅(いんだら)大将

因達羅大将は十二支の巳が割り振られています。二大護法善神である帝釈天であるとされており、インド神話に出てくるインドラが由来です。手には槍を持ち、頭には巳をのせています。

珊底羅(さんていら)大将

珊底羅大将は午神です。新薬師寺の十二神将像は鉾をもっています。

頞儞羅(あにら)大将

頞儞羅大将は十二支の未が割り振られています。新薬師寺の十二神将像は、両手に矢をもち、兜をかぶっているのが特徴的です。

安底羅(あんていら)大将

安底羅大将は申神です。新薬師寺の十二神将像は払子という仏具を両手にもっています。

迷企羅(めきら)大将

迷企羅大将は酉神として知られます。新薬師寺の十二神将像は何ももっていない像ですが、興福寺の迷企羅像は槍をもっています。

伐折羅(ばさら)大将

伐折羅大将は十二支の戌が割り振られています。伐折羅は、十二神将のなかで最強の神として知られ、もっとも人気のある神様です。迫力のある動きや顔が特徴的です。

宮毘羅(くびら)大将

宮毘羅大将は亥神として知られます。香川県で広く信仰を集める金毘羅様のことです。

十二神将の仏像を高く買取ってもらうためのポイント

ここまでご紹介したように、十二神将には多くの種類があり、どんな神様なのかを見分けることもなかなか難しいもの。また、贋作や盗難品であることも少なくなく、査定には充分な注意が必要です。仏像の価値を正しく見極め販売するためにも、査定を受ける際は、以下のものを仏像と一緒に持ち込むことをおすすめします。

(1)共箱
(2)購入時の領収書
(3)鑑定書
(4)保証書
(5)付属品

(1)~(4)は、その仏像の来歴や伝来を知れる重要な手掛かりとなります。また(5)付属品とは、台座などです。よごれているからと捨てることはせず、なるべく一緒に保管しておきましょう。これらと仏像をセットで持ち込むことで、買取価格も大きくアップすることも見込めますよ。

 

この記事では、十二神将の基礎知識をご紹介しました。怒っているような迫力のある表情や、中国の武装風の出で立ちが特徴の十二神将。薬師如来の立てた「12の誓願」を叶えてくれる神様として、人々にあがめられています。そんな十二神将の仏像は、その価値を判断するのが難しいため、査定には共箱・購入時の領収書・鑑定書・付属品などを持ち込むとよいでしょう。これらをセットで持ち込めば、買取価格も大きくアップすることも期待できるでしょう。贋作や盗難品であることも少なくなく、査定には充分な注意が必要です。

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