買取価格の低下を防ごう!仏像の正しいメンテナンス方法とは?
仏像の買取価格は、正しいメンテナンスすることで、高価買取が狙えます。この記事では、仏像の正しいメンテナンス方法や保管方法を紹介します。間違ったメンテナンス方法や保管方法を実践してしまうと、ひび割れや塗装が剥がれてしまう恐れがあります。ぜひこの記事をきっかけに、正しいメンテナンス方法や保管方法を覚えましょう。
仏像の正しいメンテナンス方法とは?
仏像は、汚れや傷があると一気に買取価格が低下してしまいます。買取価格の低下を防ぐためにも、必ずメンテナンスするようにしてください。仏像をメンテナンスする際は、布手袋・毛先の柔らかい筆・エアダスター・乾いた布が必要となります。
仏像を掃除する際は、指紋や皮脂がついてしまう恐れがあるため、必ず布手袋を着用するようにしてください。布手袋を着用後、まずは仏像の細かい部分や装飾を掃除していきます。細かい部分を掃除する際は、毛先の柔らかい筆を使用します。
また、毛先の柔らかい筆でも掃除が難しい範囲は、エアダスターを使用するようにしましょう。エアダスターは、強い風を吹きかけられるため、触れることなくホコリを落とすことが可能です。細かな部分の掃除は終わると、最後に乾いた布で、全体を拭き上げていきます。
以上が仏像の正しいメンテナンス方法です。仏像をメンテナンスする際は、正しいメンテナンス方法で行うことはもちろんですが、落下などにも注意しましょう
仏壇のメンテナンス方法
仏像の中に仏壇を安置しているという方も多いのではないでしょうか。仏壇の中に安置している場合は、仏像をメンテナンスする際に、仏壇も一緒にきれいにすることがおすすめです。仏壇の掃除は、仏像と同じく、溜まっているホコリを落としていくことが中心となります。毛バタキなどでホコリを落とし、細かな部分は仏壇掃除用の筆で掃除していきましょう。
また、仏壇を濡れた雑巾などで拭いてしまうと、カビが発生する原因となる上、仏像の状態にも悪い影響を与えます。掃除用のクリームを使用して、柔らかい布やストッキングなどで拭き取るようにしましょう。どれだけ仏像をきれいいにメンテナンスができても、仏壇が汚いままだと意味がありません。仏壇の中に仏像を安置している場合は、一緒に掃除するようにしてください。
仏像のメンテナンス時のNG行為
仏像のメンテナンスは、ホコリを落とすことを中心に行います。ホコリを落とす際は、仏像を強く擦らないことを意識しましょう。仏像を強く擦ってしまうと、表面が傷ついたり塗装が剥がれてしまったりする恐れがあります。
仏像を擦る際に、雑巾や目の粗い布を使用しても、塗装が剥がれる原因となるため、必ず毛先の柔らかい筆や乾いている布で行うようにしましょう。仏像が何でできているかによっても違いますが、汚れを落とそうとして中性洗剤を使用することも、仏像を傷める原因となるため注意してください。
仏像の汚れが気になるという場合は、仏像や仏壇専門の洗浄剤を使用するようにしてください。また、仏像を掃除していると想像よりも汚れがひどい、動かすことが難しいという場合もあります。そういった場合には自己判断で掃除を始めず、専門の会社にクリーニングを依頼するようにしましょう。
仏像の状態をきれいいに保つための保管方法を学ぼう!
仏像の状態をきれいいに保つためには、正しい方法で保管することも大切です。仏像を保管するのは、一定の温度と湿度が保たれた場所を選ぶようにしましょう。また、直射日光の当たる場所や湿度の高い場所、気温差の激しい場所で仏像を保管することは控えてください。
とくに木製の仏像は湿度に弱く、長時間保管しているとカビが発生する恐れがあります。そのほか、乾燥した空間で長時間保管しているとと、変形やひび割れの原因になります。仏像を保管する際は木箱などに入れ、常に一定の温度と湿度が保たれる場所で保管するようにしましょう。
付属品の保管することも重要
仏像を保管する際は付属品も一緒に残しておくと、買取価格によい影響を与えます。仏像が入った厨子(ずし)や仏像が包まれていた布、共箱、栞や資料がある場合は、きれいいな状態で保管しておくようにしましょう。付属品があるとないとでは買取価格が大きく異なります。査定が終わるまでは処分せず、大切に保管しておきましょう。
仏像の買取価格は、保存状態によって大きく左右されます。そのため仏像を買取に出す際は、一度メンテナンスするようにしましょう。また、仏壇の中に仏像を安置している場合は、一緒に掃除することがおすすめです。仏像と仏壇は誤った方法でメンテナンスを実践してしまうと、塗装や金箔などが剥がれてしまうこともあります。メンテナンスする際は必ず柔らかいブラシや布を使用するようにしてください。どうしてもメンテナンスが上手にできない場合には、無理をせず専門の会社に依頼するようにしましょう。