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菩薩像は種類が多い!それぞれの特徴や違いをご紹介!

公開日:2023/02/15  

菩薩像はきらびやかな見た目と輝いている装飾品が特徴的です。如来と比べるとお洒落で華やかな印象を受けます。現代でも菩薩像の美しさや偉大さに心惹かれるのはなぜでしょうか?日本では無宗教の方が多く存在しますが、仏の存在は私たち現代人にも浸透しています。そこで、私たち日本人と切っては話せない菩薩像の魅力に迫ります。

観音菩薩(かんのんぼさつ)

観音菩薩の話をする前に、仏には階層があることを知っていますか?

仏の中での最高位が如来となり、その次から順番に菩薩、明王、天部の順番で成り立っています。如来は悟りを開いた者をさしますが、菩薩は悟りを求めている修行中の身のことです。菩薩はいずれ如来となる存在で、現世の人々をすぐに救済できるよう基本的に立ち姿で表されています。

服装が仏らしからぬ理由として、釈迦が出家した際の服装を参考にしており、煌びやかな装飾も王族を表しています。菩薩の中で観音菩薩の役割は人々を苦しみから救うために、その人にあった方法で救済の手を差し伸べることです。

観音菩薩は衆生を救うため相手によって33の姿に身を変えるとされています。また、有名なのが六観音と呼ばれる観音菩薩の変身です。輪廻六道の考え方では、観音菩薩の6種類の変化で六道に住まう衆生を救うとされています。

聖観音、千手観音、馬頭観音、十一面観音、准胝観音、如意輪観音という変化身があります。如来の両サイドに菩薩が並ぶことを三尊形式といいます。阿弥陀如来の左脇侍として観音菩薩、右脇侍に勢至観音がおり、このような三尊形式を阿弥陀三尊といいます。脇侍としての観音菩薩は慈悲を、勢至菩薩は智慧の化身とされています。

弥勒菩薩(みろくぼさつ)

弥勒菩薩は釈迦に変わることを約束された菩薩であり、弥勒仏、弥勒釈迦などと呼ばれています。また古代インドでの呼び方はマイトレーヤ、意味は慈悲から生まれた者です。

弥勒菩薩は仏になることを約束された存在であり、釈迦如来が入滅したのち、56億7千万年後に現世の人々を救うとされています。現世に登場するまでは兜率天呼ばれる場所で修行しているとされ、釈迦が生まれる前にいたところです。

特徴としては右足を左足に乗せ、頬杖をついている半跏思惟像と呼ばれるポーズが有名。どのような方法で人々を救済するか悩んでいる姿が表現されています。

文殊菩薩(もんじゅぼさつ)

智慧を司る仏といわれ、釈迦如来の左脇侍として並び、右脇侍は普賢菩薩となります。釈迦如来、文殊菩薩、普賢菩薩の三尊で並ぶことが多いですが、独尊で奉られることも。

「三人よれば文殊の知恵」という格言どおり、頭がよい者の象徴とされています。仏像の姿は右手に宝剣、左手に経典、獅子の上に置かれた蓮華座の上に結跏趺坐姿が一般的に多いです。

普賢菩薩(ふげんぼさつ)

文殊菩薩と同様、釈迦如来の右脇侍として祀られています。仏教の教えを実践的に教える存在で、命あるものを救いあらゆる場所に現れるとされている、行動力のある菩薩です。

仏像の特徴として、牙が6本ある白い像の上の蓮華座に結跏趺坐しています。普賢菩薩は10種類の大願を誓っており、普賢行願といわれているのが特徴です。

平安時代以前は、女性は男性に生まれ変わらないと成仏できないといわれていました。しかし、普賢菩薩の法華経は女性でも成仏できるとされて、女性からも信仰を集めるようになったのです。

地蔵菩薩(じぞうぼさつ)

弥勒菩薩が如来となるまで56億7千万年かかるため、その間に現世には仏がいない状態となります。地蔵菩薩の役割は弥勒菩薩が現れるまで、現世の命あるものすべてを救済することです。

お地蔵さんの名前で親しまれていますが、大きい慈悲の心をもち、人々を包み込むとされており、大地を司る仏とされています。また、閻魔大王の化身とされ、一度でも地蔵菩薩に手を合わせると苦しみから解放されるといわれています。

特徴としてお坊さんのように坊主頭で質素な修行姿、錫杖と宝珠をもっている姿が一般的です。

虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)

虚空のような智慧と慈悲の心をもち人々に与えるとされている菩薩です。宇宙のような智慧をもち、記憶力と知識を与えてくれるとされています。記憶力を極限に高める虚空蔵求聞持法と呼ばれる方法があり、100万遍唱えると智慧と知識が得られるのです。特徴として右手に宝剣、左手に如意棒をもっています。

まとめ

今回は菩薩の種類と違いについて解説しました。仏の階層でもお話しましたが、菩薩像は如来の脇侍として並ぶことや独尊として奉られる場合もあります。人々に与える影響や魅力もさることながら、より人と近い距離で説法をとかれるなど、身近に感じやすいのが特徴です。

菩薩とは未来に如来を約束されている存在ですが、修行中の身でもあります。自分を成長させる姿、人々を救う姿、身を粉にして手を差し伸べる自己犠牲ともとれる行動が現代まで魅了される理由でしょう。

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